企業において業務を遂行するためには、コンピュータシステムを使わずに動くものはほぼなくなってきている。システムエンジニアの仕事の一つは、こうした企業向けのITシステムを構築する仕事だ。顧客のもとに出向き、システム構築に関する相談を受け、サーバをはじめハードウェアやソフトウェア選びを経て、導入や運営の支援など一連の流れで行っていくことになる。
企業に導入されているコンピュータシステムは、正確に動いて当たり前と見なされている世界だ。一見当然のようなことだが、誤りなく正しく動作し続けるように維持をすることは、意外と大変なことなのだ。また、IT技術は進歩も著しいため、技術面でもすぐに新しいものが次々出てくるので、これまで使用していた技術が古くなってしまう。
新たな技術を学び続けて、勉強した技術をどんどん活かして仕事を進めることは、難しいようにも思えますがシステムエンジニアとしての仕事をする上での面白さにもつながり、それが魅力でもある。
コンピュータに関する知識自体に加え、新しい技術を応用してどのようなビジネスを行うことができるかを、顧客のニーズに照らし合わせながら考えていくことも、もう一つの魅力だ。
IT技術を勉強することは試験に合格するために学ぶ訳ではないが、習得した内容を実際にビジネスにつなげて、顧客にとってより便利で快適なものになっていくのを見届ける楽しさがある。